Nested Dielectrics

入れ子状の絶縁体

images/waterGlasses.png

おいしい冷たいお水を一杯いかがですか?

この例では、"intersectpriority(交差優位性)"アトリビュートを"indexofrefraction(屈折指数)"アトリビュートと併用して、 "入れ子状の絶縁体"のシーンのモデリングを単純化する方法を説明しています。

このようなシーンでは、光線はいくつかの異なる媒体境界(エア/ガラス、ガラス/水、水/エア)に当たり、 それらの各境界では、屈折方向を決定するための相対屈折指数の計算を必要とします。 レンダラーは、光線がシーンを通過する間に当たったオブジェクトの優先度を追跡します。 現時点で最も高い優先度を持つオブジェクトのみが、実際にシェーディングされます。 光線がマテリアルを抜けると、最も高い優先度を持つオブジェクトは、光線がシーンを通過したパスによって決まります。 この情報は"indexofrefraction"に加えられ、"outside IOR(外側の屈折率)"に対するガラスシェーダのリクエストに対応します。 これは、屈折方向を計算するベースになります。

この例では、PxrGlassを使って、3つの異なるマテリアル(ガラス、水、気泡)をモデル化しています。

.ribファイルの検査が簡単にできるユーザーは、RenderMan Pro Serverをインストールした/lib/examples/RIS/scenes/vcm/waterglasses/のディレクトリで、この例のファイルを参照することができます。 使用したマテリアルの設定は、waterglasses.look.ribにあります。