PxrProjector
PxrProjector
このノードは、本来はPxrProjectionLayerと連動して働きますが、一般的なプロジェクションマニフォールドとしても使用することができます。 このマニフォールドは、カメラ、球面および円筒マッピングに対応しています。 パターンジェネレータ用に2Dパラメタリゼーションをカプセル化し、プリミティブに紐付けられた任意の変数を変換したり、選択することができます。
入力パラメータ
Projection(投影方法)
投影方法を選択します:
- 0: Camera
- 1: Spherical
- 2: Cylindrical
RIB: int projectionデフォルト:0
Coordinate System(座標系)
座標系変換(例えば、Mayaではplace3dTextureノード)の名前。
RIB: string coordsysデフォルト:""
Use(使用)
投影を行なう位置を選択します。
0: P - N
Pは現在の位置で、Nは現在の法線です。
1: Pref - Nref
オブジェクトが変形していて、投影テクスチャを'貼り'たい場合に使用します。 これは__Prefと__Nrefの2つのprimvarにより決まります。 __Prefと__Nrefが、変形ジオメトリ上に存在している必要があります。 Mayaでは、RenderMan > Primvars > Freezeメニューから、その2つの変数を選択ジオメトリに追加します。
2: WPref - WNref
これにより、オブジェクトが変形しながら変換されている場合、投影テクスチャを貼りつけることができます。 これは__WPrefと__WNrefのprimvarにより決まります。 Mayaでは、RenderMan > Primvars > Freezeメニューから、その2つの変数を選択ジオメトリに追加します。
RIB: int useデフォルト:0
Occlusion(オクルージョン)
frontOnly(フロントのみ)
投影方向に向いたポイントへの投影を制限します。
RIB: int frontOnlyデフォルト:1
Front Falloff(フロントフォールオフ)
frontOnlyの使用時に滑らかな移り変わりを起こします。 異なる投影間で、移り変わりをブレンドするのに便利です。 デフォルトは0.0で、これはフォールオフなしを意味します。
RIB: float frontFalloffデフォルト:0.0
Trace Occlusion(オクルージョンのトレース)
投影の視点から見てジオメトリで隠れている領域への投影を回避するための光線を投射します。
RIB: int traceOcclusionデフォルト:1
Trace Max Distance(トレース最大距離)
traceOcclusionがオンの場合、光線の長さを制限することができます。 この数値はシーンの単位で指定し、オーサリングパッケージに左右されません。
RIB: float traceMaxDistanceデフォルト:1.0
Trace Set(トレースセット)
特定のオブジェクトグループに対して、光線のヒットを制限するトレースセットの名前。 デフォルトでは、シーンのすべてのオブジェクトを考慮します。
RIB: string traceSetデフォルト:""
Camera(カメラ)
Horizontal Resolution(水平解像度)
画像の水平解像度。 これにより、txmakeを行なう前に画像の元の解像度を指定します。
RIB: int resolutionXデフォルト:2048
Vertical resolution(垂直解像度)
画像の垂直解像度。 これにより、txmakeを行なう前に画像の元の解像度を指定します。
RIB: int resolutionYデフォルト:1556
Focal Length(レンズの焦点距離)
カメラのレンズの焦点距離を度で指定します。
RIB: float focalLengthデフォルト:5.0
Horizontal Aperture(水平絞り)
カメラのフィルムバック幅をインチで指定します。
RIB: float apertureXデフォルト:0.98
Vertical Aperture(垂直絞り)
カメラのフィルムバック高さをインチで指定します。
RIB: float apertureYデフォルト:0.735
Near Clip Plane(近接クリップ平面)
この距離よりも近い座標系からの位置がマスクされます。 この数値はシーンの単位で指定し、オーサリングパッケージに左右されません。
RIB: float nearClipPlaneデフォルト:0.01
Far Clip Plane(遠隔クリップ平面)
この距離よりも遠い座標系からの位置がマスクされます。 この数値はシーンの単位で指定し、オーサリングパッケージに左右されません。
RIB: float farClipPlaneデフォルト:1.0
Film Fit(フィルムフィット)
アスペクト比が異なる場合、画像をフィルムバックに合わせる方法です。 これは、Mayaのカメラ設定を模倣しています。
- 0: Fill
- 1: Horizontal
- 2: Vertical
- 3: overscan
RIB: int filmFitデフォルト:0
Clamp To(クランプ先)
マスク出力を有効にします。 色々な領域をマスクすることができますが、大半はカメラ投影に役立ちます。
- 0: Off
- 1: Frustum
- 2: Texture
RIB: int clampToデフォルト:1
2D Parameters(2Dパラメータ)
Angle(角度)
原点を基準とした回転角度。
RIB: float angleデフォルト:0.0
Scale S(スケール S)
S方向の特徴の周波数。
RIB: float scaleSデフォルト:1.0
Scale T(スケール T)
T方向の特徴の周波数。
RIB: float scaleTデフォルト:1.0
Offset S(オフセット S)
原点からS方向へのオフセット。
RIB: float offsetSデフォルト:0.0
Offset T(オフセット T)
原点からT方向へのオフセット。
RIB: float offsetTデフォルト:0.0
Invert T(Tの反転)
T方向のマニフォールドを反転します。
RIB: int invertTデフォルト:1
Advanced(高度なコントロール)
Verbose(詳細)
色々な情報を出力して、シーンをデバッグしやすくします。
RIB: int verboseデフォルト:0
出力パラメータ
result
2Dマニフォールド。
resultS
マニフォールドのSコンポーネントの浮動小数点表現。
resultT
マニフォールドのTコンポーネントの浮動小数点表現。
resultMask
制限される投影領域を定義した二進マスク。 PxrProjectionLayerのマスク入力へ接続する必要があります。