PxrEnvDayLight
PxrEnvDayLight
真昼 |
夕暮れ |
かすみのかかった夕暮れ |
晴れた空で地球の昼光に対するシンプルな解析物理モデルを実装した環境光源。 空のモデルは、A.J.Preetham氏、Peter Shirley氏、Brian Smits氏、によるA Practical Analytic Model for Daylight(昼光の実践的な解析モデル)に基づいています。 太陽面のモデルは、H.C.Hottel氏のA Simple Model for Estimating the Transmittance of Direct Solar Radiation Through Clear Atmospheres(澄んだ大気中での直接太陽放射の透過を評価するシンプルなモデル)から採用したもので、 パラメータカーブは、物理データと周縁を暗くしたシンプルなモデルからの濁度に適合しています。
通常の使用では、envsphereをジオメトリとして作成して、 PxrEnvDayLightを光源シェーダとして付加します。空をカメラで直接見えるようにするには、PxrLightEmissionマテリアルをBxdfとして同様に追加します。
パラメータ
Intensity(強度) / Exposure(露出)
このライトの寄与をスケールします。 1の強度の場合、モデルは、cd/m^2の単位で物理的に妥当な結果を計算します。 これにより、寄与は、一般的なRGBレンダリング値では明るすぎる100k程度になります。
RIB: float intensityデフォルト: 1.0e-5RenderMan for Mayaは、Intensityの代わりにExposureパラメータを使用して、このシェーダをrmanDayLightとして実行します。 Exposure（露出）は、環境ライトの強度を2の累乗で指定します。強度を1増加させると、光源から放射されるエネルギーは2倍になります。 0の値は1の強度になり、-1の値は0.5の強度になります。
デフォルト: -16
Direction(方向)
太陽の中心に向う見かけ上の方向。 天頂は(真昼の光で)+Yにあり、地平線は(日の出/日没で)XZ平面にあります。 尚、Yコンポーネントは非負である必要があります。
RIB: vector directionデフォルト: 0.1 1.0 0.1
Haziness(かすみ具合)
空の濁度。 モデルの下限は、非常に晴れた空での1.7で、10はその逆の場合で上限です。
RIB: float hazinessデフォルト: 2.0
Sky Tint(空の色合い)
空の寄与とカラーを微調整します。 デフォルトはホワイトで、測定した物理値に基づいた結果になります。
RIB: color skyTintデフォルト: 1.0 1.0 1.0
Sun Tint(太陽の色合い)
太陽の寄与とカラーを微調整します。 デフォルトはホワイトで、測定した物理値に基づいた結果になります。
RIB: color sunTintデフォルト: 1.0 1.0 1.0
Sun Size(太陽のサイズ)
空にある太陽の見かけ上のサイズをスケールします。 現実に近い太陽のサイズには、0.55度の角直径で、この値を1のままにします。
RIB: float sunSizeデフォルト: 1.0
プリセット
RenderMan for Mayaには、一日の中での特定時間に対する便利なプリセットがあります。
The Magic Hour (Early Morning)
昼前 |
正午 |
夕方前 |
夕方 |