PxrBump
PxrBump
バンプマップ(1番目のチャンネルのみがディスプレイスメントに使用されているので、スカラーディスプレイスメントマップ)からバンプ法線を生成します。 バンプはオブジェクト空間で適用されます。 オブジェクト空間と現在の空間とのスケールの変化は、ノードにより自動的に適用されます。
テクスチャアトラス形式のファイルは、UDIM (Mari)形式またはMudbox形式のどちらかで読み込むことができます。 このプラグインは、Rtxプロシージャルテクスチャプラグインもサポートしています。
入力パラメータ
Input Bump(入力バンプ)
Input Bumpが接続されている場合(およびFilenameを指定しなかった場合)、パターンは、Input Bumpに接続された上流シェーダグラフを3回実行します。 シェーディングポイントで1回、P+duとP+dvでそれぞれ1回実行します。 それから、その結果を掛け合わせて、バンプ法線を取得します。
尚、テクスチャおよびUVが固定であれば、以下の"Filename"メソッドを使用すると3倍高速になるので強く推奨します!
以下のFilenameを指定した場合、Input Bumpが無視されます。
RIB: float inputBumpデフォルト: 0.0
Filename(ファイル名)
テクスチャのファイル名。指定しなかった場合、Input Bumpが使用されます。
Filenameを指定した場合、パターンには上流グラフが接続されません。 その代わりに、テクスチャファイルからバンプ値を読み込みます。 入力ファイルにはカラーファイルまたはモノクロのファイルを指定することができます。 ファイルがRGBなら、単一チャンネル(First Channel Offsetパラメータで指定)のみが読み込まれます。 バンプパターンは、テクスチャにフィルターをかける時にそのテクスチャから微分係数を取得します。 これは、Input Bumpを使用する場合と比べてパフォーマンスが良いです。
PxrBumpパターンは、現在のところ、テクスチャのマニフォールドを修正することができません。
RIB: string filenameデフォルト: ""
First Channel Offset(1番目のチャンネルオフセット)
Filenameに対してルックアップされた1番目のチャンネルオフセット。
RIB: int firstChannelデフォルト: 0
Atlas Style(アトラススタイル)
使用するテクスチャアトラスの形式を指定します。 アトラススタイルを指定する場合、Filenameに必ず_MAPID_が含まれていなければなりません。 これは、サーフェスパラメタリゼーションとアトラススタイルに従って自動的に置換されます。 有効なスタイルは以下のとおり:
- 0: None
- 1: MARI
- 2: Mudbox
RIB: int atlasStyleデフォルト: 0
Invert T(Tの反転)
テクスチャルックアップ用にtテクスチャ座標を逆にします。
RIB: int invertTデフォルト: 1
Blur(ブラー)
テクスチャから読み出した結果に適用するブラーの量を指定します。
RIB: float blurデフォルト: 0.0
Mip Interpolate(Mip補間)
マルチ解像度テクスチャで隣接する解像度間で補間を行なうかどうかを選択し、レベル間でより滑らかな移り変わりができるようにします。
RIB: int lerpデフォルト: 1
Input Normal(入力法線)
バンプ法線に追加する追加法線。
RIB: normal inputNデフォルト: 1.0 0.0 0.0
Center(中心)
バンプシグナルの中心値。
RIB: float centerデフォルト: 0.0
Scale(スケール)
バンプに適用されるオブジェクト空間スケール。
RIB: float scaleデフォルト: 1.0
Reverse Normal(法線の反転)
結果の法線を反転します。
RIB: int reverseデフォルト: 0 (つまり、結果の法線を反転しません)
Disabled(無効化)
ジオメトリの法線を使用します(修正したバンプを無視します)。
RIB: int disableデフォルト: 0
出力パラメータ
resultN
バンプ法線。